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Al Stewart 60th birthday concert

Venue - Barbican Hall in London / Tue 25 Oct 2005, 7.30pm

Report and photos by Akemi Suzuki


Set List

House of Clocks
In Brooklyn
Rain Barrel
Where Are They Now
Time Passages
Katherine Of Oregon
Soho (with Bert Jansch)
On The Border
Night Train to Munich

Apple Cider Reconstitution
Midas Shadow
Somewhere in England
Soho(needless to say)
Almost Lucy
Oh Carol
Roads to Moscow
Year of the Cat

Joe The Georgian
End Of The Day


Al Stewart (g.vo.)
Peter White (g.key)
Dave Nachmanoff (g.key)

Mark Griffiths (bass)
Pete Hamilton (ds)
Gabby Young (vo.)
Mary Liskin (vo.)

special guest
Bert Jansch (g.vo.)


ロンドン交響楽団(LSO)の本拠地であるバービカンホールで行われたアル・スチュアート60th
バースディ・コンサートに行って来ました。

Barbican Centre

午前中は雨が降っていましたが午後から雨も上がり、チューブのバービカン駅を降りる私の心は
もうわくわくです。ピーター・ホワイトに会うのは一年振りですがアル・スチュアートに会うのはすごく
久し振りですから。

バービカンホールはキャパ約2000。一階(Stalls),、二階(Dress Circle)、三階(Upper Circle/バルコニー)
と高さがあるホールで後ろの席でもそんなに遠くは感じません。私は二階の最前列です。
客層は今までのコンサートの中で群を抜いて年齢層が高いです。ピーター・ホワイトのショーは30代から
50代といったところですが、アルのショーは50代から60代といった感じです。
アルはまだアメリカに行く前、イギリスで固定のファンがかなり付いていた、という事なのでアルより
年上のファンもいる訳で。家族連れもいるし、娘と来てるお父さん、お母さんもいました。
さすがというか、ホールは満員です。

さて7時30分。いよいよ開演です。

Dave Nachmanoff (デイブ・ネクマノフ) が2曲、オープニング・アクトです。

Neville Judd の紹介でアル・スチュアート登場です。会場が一気にわきます。

一曲目は 「Down In The Cellar」 のアルバムから "House Of Clocks" 拍手喝采です。
アルはサンキューと言った後、次の曲は僕の1922年に出たセカンド・アルバムの・・・・・と最近、気に
入ってるらしいネタで客を笑わせた後、

"Oh I come from Pittsburgh to study astrology
She said as she stepped on my instep
'I could show you New York・・・・

「Love Chronicles」 から "In Brooklyn"
本当に声は昔と変わらないです。

そして最新アルバム「A Beach Full of Shells」 から "Rain Barrel"

ピーター・ホワイトが静かに加わります。トリプル・アコギですよ。
アルはピーターの事をスムース・ジャズ界のキングと紹介。

ハインツ・グーデリアンの事を話した後、"Where Are They Now"、"Time Passages" とピーター・ホワイト
との共作曲が続いた後は 「A Beach Full of Shells」から "Katherine Of Oregon"

ピーターが席を離れ、椅子が用意され、そして何やら高齢の男性がギターを持って出て来ました・・・・
だ、誰?曲が始まり 歌い出す。この曲はバート・ヤンシュの "Soho"・・・
げっ・・・ほ・・本人だわ・・・。まじっ・・・?聞いてない・・・そんなの。
原宿でバート・ヤンシュ観たのは遥か、かなたの昔・・今の顔とか知らないし。彼はアルより三歳年上だから
今、63歳。の割には高齢に見えました。比べるとアルは元気だし若いかも。
でも渋かった〜ですよ、バート・ヤンシュ。

ここで、Mark Griffiths ( bass ) と Pete Hamilton ( ds ) の二人が加わり、ピーター・ホワイト戻ってきます。
五人になった所でピーター・ホワイトのギター・ソロが始まる。こ、これは・・私がスーパー大好きな・・
"On The Border" です。・・もう、これを聴きに来た、と言ってもいい位の、お気に入りの曲です。
ピーターのギターは素晴しい・・・音がすごく綺麗・・アルのヴォーカルが入る。ピーターのギターが絡む。
アルとピーターのジョイントはもう、あまりないと思うので貴重なコンサートです。今日は。

そして「Between the Wars」のアルバムから "Night Train to Munich" をプレイして一部終了。

約30分の休憩をはさんで二部が始まります。「Modern Times」 から"Apple cider reconstitution"、
"Year of the cat" から "Midas shadow" と続きます。
ルパート・ブルックの事に触れて、「A Beach Full of Shells」の中でもアル自身のお気に入りの曲、
"Somewhere in England" を聴かせます。この曲ではピーター・ホワイトはキーボードをプレイ。

Somewhere in England

ビージーズの "Stain' Alive"から "Soho(needless to say)" へ。そして又"Stain' Alive"へ。アル、
ピーター、デイブの3人のサビのコーラスとギターがバッチリ合っていて笑えました。

"Almost Lucy"、2コーラス目から Gabby Young が加わりリード・ヴォーカルをとります。
そして "Oh Carol" とプレイした後、Mary Liskin も加わり総勢7人で "Roads to Moscow"
この曲ではデイブがキーボードを担当。

Almost Lucy

そして、ピーター・ホワイトがキーボードに変わり、"Year of the cat" のイントロを弾き始めます。
デイブと二人だけの時は"Year of the cat"もシンプルなアコギ2本ですが、今日はピアノのイントロから
ドラムとベースが加わりアルのVoがオンするあたりはオリジナルのイメージにかなり近くプレイされて
意外でしたね〜。私はトリプル・ギターか?と思っていたので。すごく良かったです。
(ホントにこの曲のイントロはきれいです。この曲をアルと共作したPeter Woodは当時、若いPeter Whiteを
よく思っておらず(二人ともKey)スタジオにPWがいると嫌がったのでPWは実は殆ど"Year of the cat"の
レコーデイング中はスタジオにいなかったのです。そういう事もあってアルはPWに "On the border"の
スパニッシュ・ギターを弾かせたいきさつもあります。)

アンコール、最初はアルとデイブだけ出てきて "Joe The Georgian"、ピーターも再び出てきて
"End Of The Day" でコンサートは終了しました。

Year of the cat

Photos by Akemi



さてコンサート終了後のサイン会です。既に100人以上のファンが並んでいます。

サインに応えるアルとピーター

Neville Judd はとても忙しそうにアル関連の商品を売りさばいてました〜。CDに本にポスターに、
かなり売れたと思います。最初は黒山の人だかりでしたが、落ち着いたらアルに飲み物とか
持っていってました。

 
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