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Al Stewart and Marc Macisso

2016/05/06~07 @Billboard Live Tokyo

Report by Akemi Suzuki

 


2005年10月のロンドン、バービカンホールでアル・スチュワートを観てからもう11年も経ってしまいました。

その時、参加していたピーター・ホワイトは何度も来日してライブを演ってくれていますが(今年も来日します)

アル・スチュワートは日本に来る事があるのだろうか??と思っていたので非常に嬉しかったですね。

今回はサポートするのがサックス奏者のマーク・マシッソ。相方のギタリストのデイブ・ネクマノフが

ヨーロッパでのソロツアーを行っているので6月中はアルはマークとライブ。7月からは又、デイブと組みます。

10年以上前からアルのライブにたまに参加していたマークですが "Year of the Cat" はともかく、

"On the Border" はどうなるのかな〜と新たな楽しみが湧いてきました。

ライブの場所は六本木、東京ミッドタウン、Billboard Live Tokyo。こんなオサレな箱でアルが観れるなんて。。

キャパ300が満員です。私はステージの正面、前から2列目の席で観ました。アルに近い!

さて歓声と拍手の中、アル・スチュワート登場!11年前とほとんど変わっていない気がする。

若干、頭が薄くなったが今年71歳だもの。でもでもワインのお陰か肌はつやつやしてる。

So long, so long, so long♪

オープニングは定番の "House of Clocks"

マーク・マシッソがフルートで "Sukiyaki" のファンサービス♪

"Antarctica" の後、マークの紹介をしますがマークは本当にマルチミュージシャン。サックス、フルート、ボンゴ、ハーモニカと何でもこなす。

これはギターのサポートがなくてもアルのライブを凄く盛り上げてくれます。むしろ新鮮でしたね。歌もうまかったです。

"Flying Sorcery" "The Palace of Versailles" の次は私の一番好きな "On the Border" です

" Onthe Border" でのピーター・ホワイトのスパニッシュギターはスムースジャズギタリスト第一人者となったピーターの原点がありました。

マーク・マシッソのボンゴ版 "Onthe Border" には違う味わいがありました。変わらないのは "スペインの国境を超えて漁船が銃を運ぶ・・" と歌うその詞とアルの声・・・

(マーク・マシッソは "On the Border" の曲を " On the Bongos" と言ってますね。はは。)

"Night train to Munich" の後は "Time Passages"です。マークの本領、発揮ですね。サックスが効いています。観客も手拍子です。

この曲はアルとピーター・ホワイトの共作ですが、実は去年のピーターの来日ライブで "Time Passages" を演奏したのです。アルのいない所で初めて演奏した、と

ピーターは言っていましたがインストで聴くこの曲は不思議な感じでした。

"Gina in the Kings Road" "Midas shadow" "Katherine of Oregon" の後はマーク・マシッソのソロで "Fever" です。てか歌うまっ!

本当にミンディ・エイバーにしろリック・ブロウンにしろジャレッドにしろ管楽器奏者って皆、歌がうまいです。

この曲はマークの 「Smooth Journey"」 のアルバムに収録されています。マーク・マシッソのサイト ←ここで少し聴けます。

アップテンポの早口ソング "Soho" が今回のライブでは一番古い曲でした。

ビルボードのアルバム・チャートで5位まで上がった「Year of the Cat 」から4曲、同じくヒットした「Time Passages」 から3曲、

一番古い曲は「Past Present Future」からの "Soho" でした。バート・ヤンシュは2011年に亡くなりましたね。

その次の曲は皆、待ってました!という感じでアルもイントロちょっとやってはMCはさみ、中々始めませんでしたね。

♪On a morning from a Bogart movie In a country where they turn back time♪

この曲は不思議な曲ですね・・何百回聴いても飽きないです。久し振りでライブで聴けてとても幸せです。

マークもここぞとばかり、フルート、サックスで盛り上げます。

アンコールは ビートルズをちょこっと演って観客に受けてました。でも短っ!そしてサビが印象的な "Almost Lucy" がラストの曲でした。

拍手喝采、スタンディング・オベイションでショーは終わりました。



新旧取り混ぜての選曲で良かったと思います。コアなファンはもっと古い曲も聞きたかったかもしれません。

"News From Spain” とか "Bedsitter Images" をライブで演る事もありますからね。

フルバンドのアルでも今回の様な二人ライブでもアルの本質は同じです。

アルは自分の音楽を言葉に乗せて伝える。題材は時の流れで変わっても正にシンガーソングライター、吟遊詩人です。

今回、驚いたのは声質が昔とほぼ変わっていないことです。さすがに高音は多少出なくなったが、声が若い。70歳でこれは素晴らしいと思う。そしてまろやかな声です。

今回のステージでもちょっと声が枯れてるよ、って言っていましたがこれだけ歌えていれば充分ではないでしょうか。

それに相変わらず早口でよく喋ります。一日2回のライブは正直キツイのでは、と思いますが観客を楽しませてくれましたね〜♪

さすが50年、プロのミュージシャンとして演っているだけの事はあります。

観客のレスポンスも良かった。アルのショーを心から楽しんでアルに敬意をはらっている様な感じさえして私は感動しました。

アルも久し振りの日本でどうなのかしら?と思ってたとすれば手応えを感じたのではないでしょうか。

アルのライブを久し振りに観ていつまでも元気に歌ってくれます様に、と心から思いました。

無理をしないで、程ほどにライブをこなしワインを飲んで長生きして下さい。

そして、又日本に来てくださいね♪

 


Al Stewart (Vocal, Guitar)

Marc Macisso (Percussions, Flute, Saxophone,Harmonica and Vocal)

Set List

1.House of Clocks
2.Antarctica
3.Flying Sorcery
4.The palace of Vellsilles
5.On the Border
6.Night train to Munich
7.Time Passages
8.Katherine of Oregon
9.Midas Shadow
10.Fever (by Marc)
11.Soho
12.Year of the Cat
13.Almost Lucy